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私のブランド体験「マクドナルド」

miho
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今回は「わたしの」というより「わたしの娘の」ブランド体験かもしれない。
でも、いい体験だったので書いておきます。

子どもがマクドナルドを体験するマックアドベンチャー

まるでキッザニアのように、子どもがマクドナルドの職場を体験できるイベント、マックアドベンチャー。先日、これに参加してきました。

店舗は限られているし、時間もある程度決まっているけれど、わざわざ都会に出ていかなくても比較的近所のマクドナルドで体験できるというのが魅力。

しかも、制服も借りられて、実際の店舗の厨房のなかで自分が食べるバーガーを作ったり、ポテトを作ったりできる!
まるでキッザニアじゃないか!!

私の娘は以前からマクドナルドの店長になるのが夢と公言していたので、これを知ったときはぜひともやらせてあげたい!と思ったのでした。

笑顔で迎えてくれるスタッフさんたち

予約は携帯から簡単にできたので、あとは当日指定された時間に行くだけ。
時間を守って店内に入るとなんとなく雰囲気でわかるのか、スタッフさんが迎えてくれました。

簡単な説明のあと、
「ではお預かりしていいですか」とスタッフさんがいい、娘を連れて店内奥へ。

リーダーぽい女性のスタッフさんに、そっと私は伝えました。
「うちのこ、場面緘黙でお話ができませんがよろしくお願いします」と。
すると、「大丈夫ですよ!」と笑顔で対応してくれました。

しばらくすると、厨房にいる人たちの視線が一箇所に集まっているので覗き込むと、
制服に着替えた娘が、台に乗ってハンバーガーを作っているではありませんか。
親が厨房内に入ることは許されないが、外から写真を撮るのはOKだったので、撮影していると、別のスタッフさんが「撮影しましょうか?」と私の携帯で撮影をしてくれました。
おかげで、アップの写真を収めることができました。

とにかく一つひとつの工程をスタッフの皆さんが拍手して“できたね!”と声をかけてくれ、楽しそうに教えてくださったのが印象的でした。

リアル店舗で体験して食べて980円〜

最後は自分が作ったバーガーセットをお客さん役となる私に渡す、レジコーナー。
「980円です」は言えなかったけれど、お会計をしたら終了。
娘は再び着替えに行き、戻ってきてから自分が作ったハッピーセットを食べました。
ちなみに、娘はハッピーセットを作るプランだったので980円でしたが、オリジナルバーガーを作るプランなら1200円で体験できます。

あるママさんは「通常500円のハッピーセットが980円なのでそうそう行けない」と言っていたけれど、私はあれだけ時間を割いてくれて体験させてもらって、体験料が実質500円なんてお得すぎる!と思っています。

実際、娘は自分が作ったバーガーを食べながら、「また行きたい」と言っていました。

マクドナルドのブランド回復について考えさせられた

今でこそマクドナルドの印象は明るいけれど、ブランド失墜の危機にあったのはついこの間のこと。
マクドナルドの仕入れ先である中国の食品会社で期限切れの食肉が使用されていた問題が発覚したのは2014年。信頼を失ったマクドナルドは毎日ワイドショーに取り上げられ、その様子をテレビを通して見ていた私。
当時、子どもはいなかったけれど、「マクドナルドは絶対子どもに食べさせたくない」と言っていました。

あれから10年。子どもはマクドナルドが大好きで、私も一緒にお店に行く機会が増えました。
この10年に私の印象は180度変わりました。
そう考えると、マクドナルドは一体、どれだけのことをして、ブランドを建て直したのだろうと考えを巡らせました。
思えば、当時、店舗によっては改装していたなぁとか、値段は昔のように安くはないなぁとか、消費者目線で気づくこともあります。
あれだけ世間に叩かれて、「もうマクドナルドは終わった」と思っていたはずなのに、この復活。改めて考えると、すごい!とマクドナルドに感心しています。

体験を通じて、ますますマックが好きになる

マックアドベンチャーがどういう理由で行われているのか、マクドナルドに取材したわけではないけれど、今回の体験を通じて、ブランディングの一環かもしれないと感じるようになりました。

子どもはマクドナルドの制服を着て、特別に厨房内に入り、作業を教わった。
お姉さんたちに優しく笑顔で教えてもらった。
その経験が楽しくて仕方なかったよう。

この体験は、子どもにとっても、それを見守る親にとっても特別なことになりました。

最近よく「ファン化」という言葉を聞くけれど、まさにファンを作るイベントだと思う。
子どもが大人になってマクドナルドで体験したことを思い出すとき、優しかったお姉さんの笑顔や、ドキドキしながら厨房に入ったことを思い出すのかな。
そうやって体験がマクドナルドの印象になっていくって素敵だな。

ブランド体験って、大人だけでなく子どもにもさせると、未来のファンがたくさん作れるかもしれないな、と思った体験でした。

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ABOUT ME
miho
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コピーライター
フリーランスコピーライターとして2009年に独立。会社やお店、人の紹介記事を作成したり、ブランディングに携わっています。
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