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伝わる・売れる・おしゃれなネーミングを作る手法・ポイントを実例とともに紹介

miho
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ネーミングのコツを教えてもらいたいです!

新しい商品やサービスの名付けは悩むところです。商品の魅力が伝わってたくさん売れて欲しいし、「なんかいいな」と思ってもらいたい。じゃあ、一緒に作ってみましょうか。伝わる・売れる・おしゃれなネーミング!

ここでは、初心者もわかるように、ネーミングの基本と作り方の2軸に分けて説明します。

作り方は、実際に私がやっている方法です。これを読めばおしゃれで、伝わるネーミングができるはず!!そのノウハウをお伝えします!

ネーミングの基本 考え方・ポイント

まずは、ネーミングの基本となる考え方とポイントを覚えておきましょう。

  1. 商品のイメージが伝わる
  2. 語呂がよく言いやすい
  3. インパクトがある
  4. コンセプトを感じられる
  5. 似た名前がない
  6. 世界観を伝えられる

では早速、詳しく見ていきましょう!

商品のイメージが伝わる

いくらかっこいい名前がつけたいからと言って、

商品やサービスをイメージできない名前は避けましょう。

実態と名前に距離がありすぎると

お客さまが理解するまでに時間がかかってしまうからです。

例えば私が立ち上げたセルフ写真館はframeという店名です。

フレームという名前から写真・カメラを想像する人は多いのではないでしょうか。

ほかにも世の中の商品を見てみると、

「じゃがりこ」=じゃがいもを連想させる。

のように、ベースとなる言葉(じゃがりこなら素材となる「じゃがいも」)がどこかに隠れていると伝わりやすいです。

語呂がよく、言いやすい

ネーミングはきちんと伝わることが大切です。


会話で「○○がおいしかった」と友人に伝えるときも、

言いにくい名前や覚えられない名前だったら「あれ、あれ!」となってしまいます。

ネーミングは独りよがりになってはいけません。

名前をつけた人が説明しなくても、きちんと伝わることを想定し、

言いやすい、聞き取りやすい名前を考えましょう。

インパクトがある

インパクトがある、というのは「奇をてらう」のとは違います。

意味が伴っていないと野暮な名前になってしまうから気をつけましょう。

かむかむレモンという商品をご存知ですか?

チューイングキャンディーなのですが、

この商品が出た当時、お菓子業界に大きなインパクトを与えました。


それまでは、○○グミというように、

なにであるかを商品名に入れるケースが多かったのです。


かむかむレモンはチューイングキャンディーという言葉を取る代わりに、

噛むという動作を2回繰り返して入れることで

商品特性を具体的に訴求することに成功しました。

インパクトだけを追い求めると、商品からかけ離れてしまいますが、

このように食べるシーンから考えていくと

インパクトのあるネーミングにたどり着くことができます。

コンセプトを感じられる

これは無印良品がいい例です。


どうですか。

この名前を読むだけで、無印良品が目指すビジョンまで見えてきませんか。

“印はないが、いい品”。

無印の衣料品を見ればわかりやすいですが、

商品にはブランドタグはなく、サイズ表記のみ。

普通はブランドロゴが背中に縫いついていますよね。

無印にはそれがありません。


タグやロゴマークはないけれど、品質にこだわっているブランドであることがわかります。

このように、ブランドのストーリーをネーミングに込められたら、伝わる力が強くなります。

似た名前がない

同じジャンルで同じような名前だと、お客様が混乱してしまいます。

そもそも、きちんとブランディングをしていれば、

他社との差別化を図っているはずなので、

同じような店名にたどり着くことはありません。

競合を調査し、自店の強みをしっかりと把握したうえでネーミングにかかりましょう。

ブランディングって何?と思った方はブランディングの具体的なやり方6ステップを読んでね。

世界観を伝えられる

最初に挙げた「商品のイメージが伝わる」と逆行するのですが、

こういうやり方もテですよ。というお話をします。

ネーミングだけを聞いても、商品もサービスも思い浮かばないけれど、

名前から独特な世界観が広がって、

そのイメージがまわりまわって商品にたどり着く、というケースがあるのです。

例として出すのは、香川県にある私の大好きなラーメン屋さん「黄昏タンデム」さんです。


タンデムとはバイクの二人乗りの意味。

この名前を聞いた人は普通、何屋さん?と思いますよね。

私はこのお店の名前を聞いたときの脳内イメージはこんな感じ。

夕陽が美しい時間帯、川の土手を走る二人乗りのバイクのシルエットがセピア色の風景のなかに浮かんできました。その光景にノスタルジーを感じ、なんて素敵な世界観〜!と私の目はハートになりました。夫婦ふたりでお店をやってるのかな、バイク好きなんだろうな、と想像を膨らませたのでした。

※ここのお店、本当に美味しいのでオススメです!

普通は店名を「○○ラーメン」とかにしますよね。

でもそうせず世界観だけを訴求したネーミングです。

この手法は、他店とかぶらない、覚えられやすいという以外に大きなメリットがあります。

それが、検索結果が自店だけになる!ということです。

今やネットで情報をキャッチするのが当たり前。

営業時間やお休み、口コミなどすべてネットで収集します。

その時、他店の情報が紛れないのです。これは大きなメリット。

実際、グーグルの検索窓に「黄昏タンデム」と入れて検証してみてくださいね。

ネーミングの作り方 具体例 3ステップ

考え方を頭に入れたら、

ここから実践です。まずはこの順番にやってみましょう!

  1. 商品やサービスの特徴、想いなど「ベースワード」を書き出す
  2. 雑誌から「気になるワード」を拾い集める
  3. ベースワードと気になるワードをミキサーにかけて生成する

商品やサービスの特徴、想いなど「ベースワード」を書き出す

連想ゲームのように、言葉を繋ぎながら、よりたくさんの言葉をピックアップしましょう。

ここで書き出す言葉を「ベースワード」とします。
※ベースワードは私が便宜上、ここでつけた名前です。一般的な名称ではありません。

私の場合、セルフ写真館という業態に決めたため、

「セルフ」「写真館」「写真」それぞれを幹にして、

連想するキーワードを枝葉を作るように出していきました。

さらに、どういうスタジオにしていきたいかを言葉単体だけでなく、

文章にしても書き連ねました。これが結構大切です。

連想ゲームなので、幹から離れるほどイメージが遠ざかるものもありますが、

それはそれで構いません。逆に核心に近づく言葉が出てくることもあります。

ここで出てきた言葉をそのまま使うこともありますし、

さらにいくつかの工程を経ることもあります。

最初は意識せず、たくさんの特徴や想いを出していきましょう。

ベースワードの幹となるもの

  • 素材
  • 特徴(形・色・味など)
  • 性能・機能
  • 開発エピソード
  • 叶えたい想い

雑誌から「気になるワード」を拾い集める

「気になるワード」集めに使う私の手法。

それは、雑誌をめくることから始まります。

雑誌は主にファッション誌を使います。(PENやブルータスをめくることも)

これらの雑誌がなぜいいかというと、

さすが一流の編集者が書いているだけあって、タイトルなど言葉のチョイスが美しいのです。

キャプションのような説明言葉でなく、ニュアンスのある言葉が見つかります。

このニュアンスのある言葉は、ベースワードと組み合わせるといい化学反応を起こします。

結果、おしゃれに聞こえたり、シズル感が出て伝わるという効果が得られます。

言葉探しのための雑誌選びは、ファッション誌、ライフスタイル誌がオススメです。ネーミングするものとの整合性はとらなくてよし!

言葉選びに際し、商品が何であるか、サービスがどういうものであるかは、

あまり意識しなくていいです。たくさんの気になるワードを出しておきましょう。

ポイントは、タイトルや見出し、リードなど大きめの文字を追って行くことです。

ベースワードと気になるワードをミックスして生成する

商品の特徴となるベースワードと、気になるワードをミキサーに入れて

ミックスするようにして創作しましょう。


やり方はいろいろありますが、こんなやり方で実践してみるのをオススメします。

  1. ベースワードと気になるワードを足し算する
  2. 足し算した言葉の頭文字を並べる
  3. ベースワードと気になるワードで文章を作り、短くする

ちなみに、このブログのネーミングは3の手法を取りました。


「ベースワード」にあったcopyと「気になるワード」のhappyを足しました。


「copy+happy」→「コピーでルンルン」→「こぴるん」になったのです。

実はネーミングの前にブランディングで方向性を決めています。


「コピーの力を信じたい」という想いを掲げていたため、

happyの発見は「コピーがハッピーを連れてくる」というタグラインも生み出しました。

考え方の例
1だと、copy+happy。
2だと、「CP」「COPPY」などが考えられますね。
3だと「こぴはぴ」「こぴるん」となります。


「こぴるん」に決めた時、

コピーライターが書くから「コピー」という言葉を残したいという想いはありましたが、

ルンルンってもう古い言葉だよな、と思ったりもしました。


でも、その組み合わせが「ダサカワイイ感じでいいかも」と思い始めたんです。

名付けた自分に愛着がもてることも大切ですね。

みなさんも、ネーミングに挑戦してみましょう!

実際にやってみて、うまくいかないときは、ご相談くださいね。

伝わるネーミングで訴求!
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ABOUT ME
miho
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コピーライター
フリーランスコピーライターとして2009年に独立。会社やお店、人の紹介記事を作成したり、ブランディングに携わっています。
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