ブランディングのやり方を徹底解説。
ブランディングは、コンセプトの落とし込みなんですね。ではどうやればいいんですか?
そう。コンセプトはできても、きちんと落とし込まないと、“絵に描いた餅”になってしまいます。下の手順に沿って落とし込んでいきましょう!ブランディングはまず、コンセプトの作り方を学んでからにしましょうね。
コンセプトを真ん中に置いて考える
まず、白い紙を一枚用意しましょう。
その中心に、コンセプトを書いてください。
そして、中心に書いたコンセプトのまわりに、お客様と接点をもつものをピックアップします。
例えば、お客様が目にするWEBサイト、ロゴマーク、店内の様子、インスタグラムの投稿内容などなど。
いろんなものがありますね。
それらのコンテンツがコンセプトから考えられたものになっているか、まずは俯瞰して見て検証してみましょう。
書き出したコンテンツにもコンセプトをつける
すべて書き出したら、今度は周囲に書き出したコンテンツにもコンセプトを立てます。
例えば、店内のコンセプトは?SNSのコンセプトは?ロゴマークのコンセプトは?
といった具合に。
例えばうちのセルフ写真館の真ん中には「時空を旅するセルフ写真館」というコンセプト。
に対して、スタジオ内装のコンセプトは「時代も場所も超越する」でした。だから、洞窟のような壁があったり、伝統的なモールディングの壁があったりします。
こうして各コンテンツにもコンセプトをつけることで、現場の仕事がスムーズに捗りますし、なにより意思疎通が早い!施工会社の人も、コンセプトを聞くことで、「じゃあこんなのどう?」と提案もくれるようになりました。
コンセプトがあると、イメージの統一が図れるから、よりいいものづくりができますよ。
まず、WEBサイトを作ろう
最近ではホームページを持たず、インスタグラムのみというお店もありますが、それではインスタグラムをしていないお客さまに見てもらえません。
ホームページは事業内容やオーナーの思い、コンセプトなどを自由に書くことができ、自社の魅力をお客さまに伝えられる場所。
自社のプラットフォームとしてホームページをもっておけば、より深くあなたのことを理解してもらえるツールになります。
例えば、ココナラやBASEに出店している人なら、ホームページにブログコーナーを作って書いてみる。作り方やこだわりを書けば、お客さまは安心してあなたの商品を買うことができますし、人としての魅力を感じてファンになってくれるかもしれません。
共感や憧れを抱いてもらうためには、あなたのことを知りたいと思ってもらえる人に考えを届ける場を設けたり、逆に読んでいくうちにファンになったという人を増やす必要があります。
「作ってくれるのはこんな人なんだ」とか、「こういう人に作ってもらいたいな」といった感想をもってもらうには、あなたという人がどういう人なのかわかるものをどこかに作っておくことが必要なんです。
それをわかってもらえるのがホームページになります。
まだホームページのない事業オーナーさんはこれを機会に作りましょう!
とはいえ、ホームページ作るの結構費用かかりますよね。そんなときお勧めしたいのが本ブログも使っているJIN:Rです。JIN:Rをつかえば、ホームページを自分で作れてしまうんです。
「いやいや、ブログじゃなくて、ホームページなんだけど」って思った人。
大丈夫です。JIN:Rはいろんなテーマがあって、それを使えばお店やサロン、会社のホームページとして十分使えます!実際にサンプルがあるので、公式ホームページを見てみてください。
WEBのことさっぱりわからない私でも、このサイトを作れました!
インスタグラムなどSNSも活用しよう
ホームページの制作と同時進行で進めたいのがSNSの活用です。
最近ではインスタグラムを活用する会社やお店が増えています。利用者が多いということと、ブログの感覚で気軽に使えることも追い風になっているのかもしれません。
無料で始められるのでぜひ活用しましょう。
商品のPRに使うなら、「商品がデビューするまでの100日」といったコンセプトを作って、日々投稿していくのもいいですね。
そう、ここでもコンセプトが大切です。
誰に向けて書いているのか、ターゲットに即した内容で認知拡大・集客を行いましょう。
ロゴマーク・パッケージなどデザインを考えよう
SNSのプロフィール画像として、またブランドロゴや会社のロゴ、商品パッケージなど、ビジュアルでコンセプトを表現するのも大切なことです。
たまに見かけませんか?残念なロゴやパッケージ。
私の知っているケーキ屋さん、ロゴが犬なんです。
なぜ?って聞いたら、「愛犬をモチーフにした」って返ってきました。笑
でも、どうでしょう。
車で通りがかりにその看板を見たら、ペットショップか犬専用のお店って思いますよね。そしたら、関係ないと思う人にはスルーされます。しかも、ワンちゃんのお店と思ってお客様がお店を訪れたとき、犬用商品が置いてないとクレームになりかねません。チャンスを逃すどころか、誤解を招いてがっかりされる可能性の方が大きいのです。
一方、世界観やコンセプトがわかるデザインだと、親近感が沸いたり、好感度が上がったり、憧れを抱いたりといい感情がついてきます。
だから、コンセプトに合うデザインが必要なんです。
私はよくココナラを使っています。数多くのデザイナーが在籍しており、テイストもタッチもコンセプトに合う人を選べるので重宝しますよ。
ココナラでイメージに近いデザイナーを見つけたら、発注する際にコンセプトやイメージ、想いなどを伝えましょう。デザイン制作で、デザイナーに同じ認識を持ってもらうことができるのです。コンセプトはここでも大きな力を発揮します。
器選びや制服・家具などもコンセプトから考えよう
お店で使う器や制服もコンセプトと照らし合わせて考えましょう。極端な話、ラグジュアリー系コンセプトのお店の制服がデニムで、器がプラスチックだったらどうですか?
すべての事柄はコンセプトに通じていて、セレクトに迷ったらコンセプトに立ち返るようにすれば選択を間違えることはありません。
よくありがちなのが、オーナーの好き嫌いで決めてしまうこと。
これではコンセプトが反映されず、お客様にちぐはぐな印象を与えてしまいます。
すべてはコンセプトで考えるべきなのです。
そうすれば、なぜその制服になるのか、その家具になるのか、きちんとした理由がみえてきます。
理由を語れることこそ、コンセプトの意義です。
まとめ ブランディングのやり方はコンセプトに基づいて落とし込むこと
いかがでしたか?
ブランディング実行のフェーズにくると、コンセプトがいかに重要かがわかってくると思います。
コンセプトは時に地図のような役割を果たします。コンセプトがあるから、迷わずゴールに辿り着けるんです。
そして、中心のコンセプトから、各コンセプトを立てることで、より手法が具体的になります。