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心が揺さぶられる、ストーリー性のある文章を書く3つのポイント。

miho
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ブランドを知ってもらうためにホームページを制作中。でも、うまく文章が書けません。伝わる文章にするためにはどうしたらいいですか?コツを教えてください。

文章を書くのが苦手という人もいますが、きれいな文章でなくても構いません。伝わる文章は、イメージできる文章のことなんです。

私が取材執筆させていただく際に心がけているのが、ストーリー性のある文章に仕上げること。
社長メッセージ、担当者の言葉、働く社員の言葉はもちろん、商品のPRに関しても、ストーリー性を大切にしています。それは読み手がイメージしやすくなるからです。
以下の3点を意識して書いてみましょう。

具体的なエピソードを盛り込む。

これはマストです。
取材時、私は必ず具体的なエピソードを聞いて文中に盛り込むようにしています。
具体例は読者の想像力に深く入り込むことができ、共感してもらいやすくなるからです。
概念だけでは読み手に腹落ちしてもらえません。
具体例があることで、そのシーンを一緒に体感するように読んでもらえるのです。

誰かの体験談ほど面白いものはない。

と私は常々思っています。本でも体験をもとに書かれているものはスラスラ読めるのに、評論文になってしまうと途端に読むスピードが落ちてしまう、ってことありませんか?

教科書のようになってしまうと、頭で理解するのに時間がかかってしまうんです。

具体的なエピソードを盛り込むことで、ぐっと共感される文章になります。

なぜ?を追求していく。

いつ、どこで、だれが、何を、という情報も大切ですが、もっとも大切にしたいのが、「なぜ」という視点。

なぜか?を突き詰めていくことで本質が見えてくるからです。

例えばリクルート系の記事作成のときに社員インタビューをすると若い社員さんは志望動機を「地元で働きたかったから」と答えます。

でも、それをそのまま記載してしまうと、薄っぺらくなってしまいますし、そもそも地元だったらどの企業でもよかったんじゃないか。と言われかねません。

就職した理由は地元だから、とか有名だから、ということだけではないはずです。

だから取材時、私はそこからたくさんの「なぜ?」を投げかけます。
すると、本人も「あぁ、そうだった」というような顔で答えを見つけてくれます。
ぱっと出た言葉をそのまま書かず、なぜ?と問いかけてみてください。

なぜ?を掘り下げていくと、その人にしか語れない本当の理由が見えてきます。
それがその人だけのストーリーだし、それをあぶり出して書くことでストーリー性のある文章になります。

スペックではなく背景を意識する。

こだわって作った商品ほど、自社のウリを箇条書きで列挙したくなります。

「この商品は水にこだわっています」
「自社独自製法により〜」

など、他社との差別化になることをたくさん並べて伝えようとするのが人のサガかもしれません。

もちろん、特徴を書くこと自体は大切なことですが、スペック情報は読み手の頭にしか入りません。
読み手の心に届けようとしたら、スペックではなく、関わった人の物語が必要です

商品であれば開発秘話を。人物紹介であれば失敗から成功へのストーリーなどを添えるようにしましょう。そうすることで、読み手は急にその「物」に命が宿るように感じられたり、「人」であれば身近に感じてもらえるようになります。

不思議と人は、ずっと順風満帆というストーリーよりもどん底から這い上がってきたという話が好きです。その物語に自分を投影し、憧れを抱くからなのかもしれません。

感動し、共感してもらえたら、相手の心にメッセージを届けられたということです。

まとめ

具体的なエピソードは、文章を鮮やかに彩ってくれます。
また、その人にしか語れないエピソードで差異化を図ることができる大切なものです。

ストーリーが思い描けないときは、なぜ?を繰り返します。
すると本質が炙り出されてくるでしょう。ぱっと出た言葉の奥に、本質が眠っています。

スペック以上に背景を意識して書きましょう。
読み手の頭に届けるのではなく、心に届ける文章になります!

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ABOUT ME
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コピーライター
フリーランスコピーライターとして2009年に独立。会社やお店、人の紹介記事を作成したり、ブランディングに携わっています。
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